リビングモデラーのあげいもです。
ガンプラはどこまで作って完成(フィニッシュ)としていますか?
パチ組みから全塗装までいろいろな製作スタイルがあると思いますが、作り込む時間がなかなか取れない忙しい人や初心者にオススメな『簡単フィニッシュ』でガンプラを作ったので紹介します!
簡単フィニッシュも多種多様
簡単フィニッシュと一言でいっても
- 部分塗装をする・しない
- 合わせ目を消す・消さない
- つや消しスプレーを吹く・吹かない
などなどいろいろあります。
「こう仕上げれば簡単フィニッシュだ!」
「そこまでやったら簡単フィニッシュじゃない!」
といった明確な基準はないので作り手が簡単フィニッシュだと思うならそれは簡単フィニッシュです。気にすることなく自由に作りましょう。
今回は
- スミ入れ
- 丁寧に切り出し
- ヤスリスティックでつや消し処理
- カメラアイの部分塗装
で製作しました。
使用キットは僕の中で傑作と名高い
『HG ガンダムAGE-1』です!
簡単ステップ1:スミ入れ
スミ入れは工作や塗装が終わってから行う場合が多いかと思いますが今回は工作も塗装らしい塗装もしないので最初にやっちゃいます。
最初にスミ入れをしておくことで1度組み立てたものをスミ入れのためにバラす手間が省けるので時短にも繋がります。
使ったのは『ガンダムマーカー流し込みスミ入れペン』
ペン先を当てるだけでモールドに塗料が流れて行くので同じガンダムマーカーの極細ペンや筆ペンよりも早く、簡単にスミ入れができます。
箱からランナーを取り出したらそのままチョンチョンとモールドにペン先を当てて塗料をながしていきます。
パーツの形によっては裏面にもモールドがあるので忘れずに。
今回はセオリー通りに白いパーツにはグレー、青やグレーには黒、赤・黄色には茶色でスミ入れしてみました。
個人的にはどの色もグレー1本で良い気がしますがここはお好みで。
ハミ出た塗料は後の工程で消えるので全てのパーツにスミ入れをしたらステップ1は終了です。
簡単ステップ2:丁寧に切り出し
無塗装での簡単フィニッシュではパーツの切り出しが完成度に直結するので丁寧に切り出します。
ニッパーでの2度切りは必須で、デザインナイフもあると便利。
『アルティメットニッパー』なら白化を最小に抑えることができます。
僕はデザインナイフが苦手でどうしてもえぐれてしまうのでニッパーでここまで綺麗にできるのは非常にありがたい!
少し高価ですがオススメです!
しかしアルティメットニッパーでも雑に切るとすぐに白化してしまいます…
画像では白化どころか少しえぐれちゃってますが、ガンダムマーカーの『リアルタッチマーカー』で白化したゲート周りを塗って軽く拭き取ると多少はマシになります。
赤いパーツもこんな感じで。
セットで買えば大抵の色をカバーできるので持っておいても損はないと思います。
リカバリーできると言っても白化しないにこしたことはないので丁寧に切り出していきましょう!
簡単ステップ3:ヤスリスティックでツヤ消し処理
綺麗に切り出せたら仕上げにパーツ全体を『ヤスリスティック・フィニッシュ』で磨きます。
ヤスリスティックで磨くとプラスチックのツヤが無くなって落ち着いた雰囲気になり、ゲート跡も目立たなくなります。
また、表面を削っているのでスミ入れのハミ出しも消せて一石二鳥!
スミがうまく流れずにベタ塗りしたモールドもこの通り。
パーツ全体を磨くのは少し面倒ですがスプレーを使わずにツヤ消し処理ができ、パチ組みと比較したときの効果は絶大なので是非試してみてください。
ウェーブ ヤスリスティック フィニッシュ 細型 10枚入 プラモデル用工具 HT-602
簡単ステップ4:カメラアイを部分塗装
簡単フィニッシュというのとでシールでも良かったのですがガンダムマーカーの『メタリックイエローグリーン』を手に入れたので塗ってみました。
今回はセンサーを塗った後に周りの黒をガンダムマーカースミ入れペン極細で慎重に塗りました。
組んでみると結構いい感じではないでしょうか?
ちなみに『メタリックイエローグリーン』は今のところこちらのセットでしか販売されていないようです。
簡単フィニッシュで完成!
以上の簡単4ステップで完成したガンダムAGE-1がこちら!
ツヤが消えることでパチ組みとは違った質感になっています。
リアルタッチマーカーのおかげでゲート跡も目立たず。
カメラアイは塗装しましたが額や胸、ライフルのセンサーにはシールを使用しています。
膝は本来は黒ですが白いままでも違和感は感じなかったので無塗装で。
元キットの出来がいいので簡単フィニッシュでも満足できる完成度に仕上がりました!
ちなみに製作にかかった時間は7時間17分。1日に1時間づつ作業すれば1週間で完成させられそうです。
忙しくてなかなか時間が取れない人や、パチ組みからスキルアップしたい初心者にも是非オススメしたい製作スタイルです!