リビングモデラーあげいもです
現在『無塗装での光沢仕上げ』を目指して制作中のキットはほぼ全身にプラモデルの宿命である合わせ目があります
普段は合わせ目の処理には接着剤を使いますが接着面が変色してしまうので無塗装で仕上げる場合は逆に目立ってしまいます
そこで今回は合わせ目を接着せずに『段落ちモールド化』して乗り切りました!
スジボリ堂の『BMCダンモ』
スジボリ堂より発売されている『BMCダンモ』を使用しました
公式サイトより
先端はこんな形で側面はプラが削れないように丸くなってます
彫れる幅が異なる製品がいくつかラインナップされており僕は0.5mm&0.8mmのダンモを買いました
使い方
刃が特殊な形状なので彫るのに少しコツがいりますが基本的にはスジ彫り用のタガネと同じで彫りたい(削りたい)ところを軽くなぞるだけ
力を入れると変にえぐれてしまうことがあるのでなるべく優しく削ると上手くいきます
僕はダンモだけでは彫りづらいと感じたのでダンモで軽く彫ったら一旦パーツを合わせ、同じ彫り幅のタガネで彫り込みました
ひと工夫して立体的なモールドに!
公式サイトにて紹介されていたのですが
彫ったモールドの端をタガネなどで彫り込むことでより立体的なモールドができるそうです
端部のエッジをシャープにする意味合いもありますが、少し掘り込むことによって、エッジに微細な
影ができ、段落ちモールドがより立体的に見える効果があります。
左0.4mm、右0.8mmの段落ちモールドを掘り込みました。
BMCタガネ0.10mmで端部を掘り込むことにより、細い影ができており、より立体的に見えるのが
おわかり頂けるでしょうか。
公式サイトより
今回は行いませんでしたが今後は是非ひと手間加えたいところです
彫るときの注意点
僕のような素人でも簡単に段落ちモールドを作れる BMCダンモですが素人なりに気付いた注意点を1つ
彫る面にゲートがあったら処理しておこう!
「彫れば削れるしいいか」と思って彫り始めたらゲートに刃が引っかかって断面がガタガタに…
彫り方の調整でリカバーしようとしましたが全然キレイになりませんでした
(後から知りましたがガタついてしまったらペーパーで整えてリカバーするのが正解のようです)
もし彫る面にゲート跡があったら荒いペーパーでざっと削ってから段落ち加工するといいかと思います
まとめ
『段落ちモールド』といえばプラ板を合わせ目に挟んだりして作るイメージでしたが『 BMCダンモ』を使うことで初めてでも簡単・キレイに段落ちモールドを作ることができました
模型用工具としては少し高めですが、合わせ目だけでなくパーツの縁を削って装甲の積層感を出したりもできるのでこの手の工作が好きな人は買って損は無い良いものだと思います!